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DSCN7207.jpg
アイリーン・グレイ1928年の作品「モンテカルロソファー」です。
やはり彼女の作品らしく、スチールにレザークッションをいうスタイル。
しかも、上下2列構造で一つの作品というのも特徴。
下段のクッションが、上段よりもはるかにボリュームがあるのが画像からも
分かりますね。
DSCN7236.jpg
アイリーン・グレイの家具製造でおなじみの、ドイツメーカークラシコン
が製造を担当していますが、製造国もドイツみたいですね。
(この辺はメーカー様に確認した方がいいかもしれません。まあEU内で
製造されているのは間違いなさそうですが)
実はとてつもなく、縫製が細かくてしかもしっかりしていたのが印象的でした。


スチールパイプが男性的で、しかもデザインが直線的。
しかし、レザー部分が柔らかく女性的なカーブを描いています。

性別不詳の、男性的とも女性的ともとれるソファーです。
この個性的すぎるソファーに、テーブルを合わせるのは至難の業だろうなあ
と思っていたのですが。
Hhstyle青山店様の店舗においては、やはり曲線の天板が美しいイサム・ノグチ
のコーヒーテーブルでコーディネートしてありました。
DSCN7209.jpg

背もたれになる上部クッション部分は、いくらか右方向にスライドして
おります。
直線的ですが、緩やかにカーブを描くスチールパイプが印象に残りました。

089010100sm7.jpg

一瞬デザイン優先の構造なのかな? と思いがちですが実は、くつろぐ為の
背もたれなんですよね?


もちろん背もたれ上部を、テーブル的にも使えますし。
アーティスティツクかつ大胆な設計を採用したソファーですが、こうして
見ると見事にリビングなどの空間に溶け込んでくれるのですよ。

とはいえ、モンテカルロのレザーを見ると興奮しますね。
DSCN7208.jpg
アイリーン・グレイの特徴は、やはり下部ソファー部分におけるクッションの
ボリューム感です。
先日紹介したボナパルトチェアもそうでしたけど、やはり座面部分にしっかり
クッションを用意しているんですよ。
やはり、このあたりも実際モンテカルロソファーに座るユーザーの事も考えて
快適性重視。

とはいえ、このフレームのスチールパイプが全体のデザインを引き締めている
のです。
アイリーン
Eileen Gray

アイリーン・グレイの作品は1925年あたりから、スチール&レザーを使用した
傑作が多い。

男性的なデザインを取り入れているのは、はやり当時デザインの世界も男社会
だったからだろうか?
しかし、よくよく家具デザインを観察すると、あちかこちらに女性らしさも取り
入れている。
Monte Carlo Eileen Gray ClassiCon
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DSCN7201.jpg
DSCN7236.jpg
アイリーングレイのボナパルトチェア。
さすが、1900年代にありながら女性建築家として孤高を
貫いた方の作品ですね。
正直見ていて、アーム部分、クッションなどが妙に男性的。
だけどなぜか冷たく、優しい感覚に襲われました。

ビバンダムやアジャスタテーブルなどの作品も曲線を
描いていますよね。
元々は彼女の公的な応接室などの為に設計されたチェア
ですが、いつの間にかアイリーングレイのプライベート
チェアとしてひっそり使われていたとか。

DSCN7202.jpg

背・座・アーム部分はポリウレタンフォームでクッション性を高めています。
それを革張り。
クッション性すら、デザインしてしまったのか。
凄いセンスですね。
脚部はスチールパイプクローム仕上げ。
優しいけど、何かクールなイメージ。


19209年代のアイリーンの作品はスチールパイプと、レザーを用いた
作品が多いのですよ。
しかもスチールパイプに曲線を持たせることによって、冷たくも
優しい雰囲気を出しているのがこのボナパルトチェアの特徴かも。

DSCN7204.jpg

よくよく見ると、レザー部分も曲線のデザインで構成されています。
曲線を描いたスチール+曲線を描いたレザーこそがこの時期の
アイリーングレイ作品の特徴。


ちなみにアイリーングレイは、このチェアでデスクワークなどを
こなしていたそうです。
安息用のプライベートチェアとばかり思っていましたが、機能的な
一面も有したチェア。

よくよく見てみると、デスクワーク時などで自由に上半身を動かせる
ように、スチールパイプのアームレストを採用しているんですね。
アームレストにはクッション性をもたせず、あくまで動きやすいチェア
になるように考え抜かれているのかな?

そういえば、フランスの英雄ナポレオンボナパルトは、名声とは裏腹に
いつも動きまわっていたそうですね。

なんだかんだで、デスクワークをこなしていたボナパルトチェアの機能的な
一面は、名前通りかもしれません。
もちろん、TV鑑賞用のラウンジチェアとしても使えて、なかなか使い勝手が
いいチェアだと思うのですが。

アイリーン
(アイリーン・グレイ)
「ひとつの家具が持つことのできるあらゆる用途を考えていた」
が彼女の哲学
Bibendum Eileen Gray ClassiCon
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