ロレックス オイスターパーペチュアル39  防水性をより強化する為に誕生した、自動巻きペーパーチュアル機構

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画像(GINZA Love Love)より
ロレックスウォッチの元祖にして、神髄たるデザインと機能を有するロレックス オイスターパーペチュアル39。

ロレックス3大発明の一つと言われている「360度回転自動巻きペーパーチュアル機構」を実用化させた歴史的なモデルだ。

1920年代当時、防水時計オイスターの開発に成功した後、ロレックスの次の目標は自動巻き時計だった。
完全防水のオイスター時計には、ついうっかりすると水が入り込んでしまう箇所がある。
ねじ込み式の竜頭だ。
竜頭を巻いた後に、竜頭を閉め忘れてしまうとそこから水が入り込んでしまうのだ。
手動ならではの弱点とも言えよう。

そこでロレックスは、オーナーがあまり竜頭を操作しなくても、ゼンマイを巻き上げるシステムを追求することになった。
つまりオイスターの防水性をより強化しようと考えたのである。

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Abraham Louis Perrelet(アブラハム・ルイ・ペルレ)
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実はムーブメント内部に、自動巻きを組み込むという発明は1770年アブラハム・ルイ・ペルレが懐中時計で成し遂げていた。

1924年英国ジョンハーウッドが腕時計内部に自動巻きを組み込む事で特許を得ている。
しかし腕時計式自動巻き腕時計は、ハンマーが左右に動くタイプでゼンマイを巻き上げる効率が悪いシステムだった。
またハンマーが左右に動く際に、衝撃が発生してしまう。
それは衝撃音が発生してしまうという欠点を持っていたのだ。
(このシステムはハンマーワインディングと呼ばれる)

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Rolex caliber 3132

(ロレックス独自の自動巻きシステムローターワインディング機構)
ロレックス ウイルスドルフはそのハンマーワインディングのシステムに影響を受け、より完全な自動巻きのシステムを開発しようと目論んだ。
そこでロレックスはハンマーワインディングとは全く別のシステムを開発した。
ハンマーワインディングの様なハンマーではなく、360度回転するローターで巻き上げるものだった。

手を動かすことで、半円型のローターが回転。ゼンマイを巻き上げるシステムだ。
これならハンマーワインディングの様な衝撃が発生せず、スムーズにゼンマイを巻きあげることが可能になる。
当時の自動巻きシステムは、実験的な商品が多かったので、この完璧なロレックス ローターワイディング方式の登場に、業界は騒然となった

これこそがロレックス・オート・ローターであり、この自動巻き機構を組み込んだロレックスをペーパーチュアルと名付けた。
1931年に開発され、360度回転ペーパーチュアル機構は、完全防水「オイスターケース」、瞬時に日付が変わる「デイトジャスト」と並ぶロレックス3大発明の一つと言われている

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(発明者はロレックス技術部責任者 エミール・ポレール)

エミール・ボレールは、スケートでスピンする少女の姿をインスピレーションにしてローターワインディング機構を発明したと言われている。
しかしあまりにもローターワインディング機構が先進的過ぎて(厚みが増し、ムーブメントの半分が隠れてしまう)、修理が難しかったため、修理職人のための説明が裏蓋に描かれていた。
その説明を読むことにより、時計職人達はムーブメントの調整が可能になったのだ。

後日パーペチュアル機構を最大限に生かすため、ムーブメントの作りを変え、裏蓋が膨らんだモデルが登場。
バブルバック(泡のような裏蓋)と呼ばれて親しまれる事になる。

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